探偵とは
「探偵」と聞いて皆さんはどんな仕事を想像しますか？
アニメの「名探偵コナン」や、ドラマのの探偵をイメージされている方が多いかもしれませんが、実際は地道な仕事です。
現在の一般的な探偵は人（法人又は個人）からの依頼を受けて、面接による聞込み、尾行、張込み、その他これらに類する方法により、特定人の所在又は行動についての秘密裏に情報を収集し、その結果を依頼者に報告する。
これが日本の探偵の定義です
主な依頼内容として「浮気調査」「素行調査」「ストーカー調査・対策」「盗聴器・盗撮器発見調査」「個人信用調査」「法人信用調査」などで、調査員としては尾行や張込みが主な仕事となってきます。
ですので「忍耐力」や「根気」が必要です。どの依頼内容も同じという事はありませんので「考える力」も必要です
裏方の仕事で、決して派手な仕事ではありませんが、調査が成功し完了した時の依頼者からの「感謝の言葉」は他の仕事では得られません
探偵の歴史
世界最初の探偵は19世紀中期に国家警察パリ地区犯罪捜査局（現在のパリ警視庁）を興し、のち個人で活動したフランソワ・ヴィドックだとされています
日本国内では1891年（明治24年）5月21日付けの当時の『朝日新聞』に帝國探明會という企業が「詐欺師や盗人の所在を調べる。他人の行動調査を実施する。」との旨の広告を出稿していた事実が国立国会図書館の蔵書より確認されています。
世界の探偵
アメリカ合衆国の探偵は公的資格制度で、実務経験が必要で試験があります。
各種の法執行官として一定の実務経験を有する者が、試験を通過して保証金を納めると許可状・身分証・身分章を交付されて初めて開業できるのです。 州レベルですが、正当防衛を目的とした小型銃火器の所有が認められており、元警察職員等が転職したり個人開業したしているようです。
探偵のライセンスを所得すると、クレジットカードの明細や履歴、前科者リスト、社会保証登録番号からの情報検索、公共料金などの個人データの管理情報など、様々です。警察関係の情報も入手や閲覧が可能になります。
イギリスは2014年秋から免許制度を導入することが決定。
シャーロック・ホームズやC・オーギュスト・デュパンなど、著名な私立探偵が何人も創造された国ですが、大英帝国時代から免許制度は存在しなかったみたいです